野沢菜トピックス
野沢菜発祥の里 信州野沢温泉村
野沢菜は、宝暦六年(1756)、長野県下高井郡野沢温泉村の名刹薬王山健命寺の八代住職昇天園端大和尚が京都に遊学の際、浪速の天王寺蕪の種子を持ち帰りました。
さっそく、それを寺内の法泉地畑に蒔いたところ、北信濃野沢温泉の風土、気候、地味に合った結果、根も茎も蕪も大きくなり「野沢菜」になったと言い伝えられています。
今でも寺の法泉寺畑で採取した種子原種とされています。以来、寺の重要な収入源の一つにもなっています。
種子に純粋性を保つため昔から農家では、油菜種 や、また、交配するような種子の栽培を禁じて雑種が出来ないようにつとめています。
こうした野沢菜の種子は、長野県一帯と新潟県一帯に出荷され冬の味覚を 作ってきました。